@article{oai:tau.repo.nii.ac.jp:00000151, author = {家吉, 望み and 森山, 希 and 神原, 裕子 and 高橋, 正子 and 掛本, 知里}, journal = {東京有明医療大学雑誌, Journal of Tokyo Ariake University of Medical and Health Sciences}, month = {Dec}, note = {目的:独自に作成した「看護過程展開能力ルーブリック評価表」の教育効果および課題を整理し授業改善の示唆を得ることである. 方法:A大学看護学科で講義および臨地実習で看護過程を展開する看護学8領域の科目受講者である2年次生~4年次生と教員に対し,講義・演習および臨地実習におけるルーブリック評価表の効果について無記名自記式調査を行った. 結果:学生151名分(有効回答率31%),教員36名分(有効回答率45%)を分析対象とした.講義・演習および臨地実習におけるルーブリック評価表の効果について学生用30項目と教員用29項目について,平均値算出とCustomer Satisfaction分析を行った.学生側から改善の必要性が示された改善度が高い項目は,【⑮看護過程に対して理解が深まった】【⑯看護過程に関して自己評価が適切に行いやすかった】【㉖最終評価後も,看護過程における明確な自己課題を述べることができる】であり,教員側の改善度が高い項目は,【⑨看護過程に対して学生の主体的に取り組む意欲が上がった】【⑮看護過程に対して学生の理解が深まった】【㉑形成的評価に学生は納得していた】であった.  学生側からの改善の必要性が低いと示された改善度が低い項目は【⑦看護過程における自分自身の課題が把握しやすかった】【㉘自分自身の振り返りに効果的である】【②使用方法についての説明は分かりやすかった】であり,教員側の改善度が低い項目は【㉓形成的評価後は,学生に合わせて指導方法および指導内容を変更した】【⑫看護過程に関して学生に求める目標レベルが担当教員間で共有された】【⑥ルーブリック評価表の評価基準は適切だった】であった. 考察:看護過程展開能力ルーブリック評価表は,学生自身が自己課題を見出し学習状況が把握できる学習ツールとして,また,教員が学生の到達レベルを把握しながら個別指導に活かせる指導ツールとして効果が期待できると考えられた. 結論:看護過程展開において学生と教員双方の学習促進ツールとして効果があった.今後は,学生と教員との学習到達度に関する相互理解の促進と,教員間のルーブリック評価表のより効果的な活用方法について検討が必要である.}, pages = {53--62}, title = {看護基礎教育における「看護過程展開能力ルーブリック評価表」の教育効果の検証}, volume = {13}, year = {2021}, yomi = {イエヨシ, ノゾミ and モリヤマ, ノゾミ and カンバラ, ユウコ and タカハシ, マサコ and カケモト, サトリ} }