@article{oai:tau.repo.nii.ac.jp:02000003, author = {小野, 香奈}, journal = {東京有明医療大学雑誌, Journal of Tokyo Ariake University of Medical and Health Sciences}, month = {Dec}, note = {要旨:目的:COVID-19大流行下の他者との関わりが制限される生活は,高齢者の心身の健康問題やその対応の難しさをもたらした.本研究は,高齢者の生活と社会的健康の支援方法を検討するため,高齢者がCOVID-19大流行下の生活をどのように乗り越えたのか,その体験を明らかにする. 方法:研究デザインは質的記述的研究である.2022年9月,東京都A区老人福祉センターを利用する高齢者12名にグループ・フォーカス・インタビューを実施した. 結果:COVID-19大流行下の生活を乗り越えた高齢者の体験として,7カテゴリー,16サブカテゴリー,74コードが抽出された.高齢者は,【未知のウイルスに抱いた恐怖】と【身近にあった外出機会の喪失】がある中,【今後の健康維持への不安】と【対面時の感染予防をめぐる悩み】を抱いていた.一方,【先が見えない中での生活への希望】があった.時間的経過の中で,【コロナ禍を生き抜く術の獲得】と【現状への慣れと受け止め】が生じていた. 結論:結果より,新型感染症大流行下の生活において,高齢者の家族や地域社会とのつながりの維持,基本的な感染症対策の習得,身近に専門的な相談先があることが重要である.平時からの地域支援の強化により,有事において高齢者は安心して外出や交流を含む活動に対する判断ができ,地域社会の中で望む生活が維持される可能性が示唆された.}, pages = {19--26}, title = {COVID-19大流行下の生活を乗り越えた高齢者の体験〜東京都A区老人福祉センターに通う高齢者のグループインタビューより〜}, volume = {15}, year = {2023} }